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地域包括支援センター・地域包括ケアシステムについて

地域包括支援センターについて

地域包括支援センターとは

地域包括支援センターとは、厚生労働省が推進する地域包括ケアシステム構築の実現に向けた機関として設置されています。
高齢者の「総合相談」、「権利擁護」、「地域の支援体制づくり」、「介護予防に必要な援助」を行い、高齢者の保険医療の向上及び福祉の増進の支援を目的としています。

地域包括支援センターの仕事

地域包括支援センターでは、主任ケアマネージャー、社会福祉士、保健師などが中心となって高齢者の支援を行います。3職種はそれぞれ専門分野を持っていますが、専門分野の仕事だけ行うのではなく、互いに連携をとりながら「チーム」として総合的にみなさんを支えます。

さまざまな相談ごと(総合相談)

「最近、転びやすくなったけれど、どうしたらいいかしら」
「介護保険を利用しないでいつまでも元気でいるにはどうすればいいのだろう」
「近所に知り合いがいないので、高齢者が参加できる集まりはありますか」
「介護保険はどうしたら利用できるのかしら」
など、様々な相談をお受けしています。
相談は、高齢者やそのご家族からだけでなく、ご近所の方など、どなたでも構いません。
足腰が悪くて相談に行く事が難しい方でも、電話での相談や訪問による相談もしています。

権利を守ること(権利擁護)

高齢者のみなさんが安心していきいきと暮らすために、みなさんのさまざまな権利を守ります。
成年後見制度の紹介や、虐待の防止・早期発見などに対応します。

暮らしやすい地域のために(地域の支援体制づくり)

医療機関、民生委員、自治会、社会福祉協議会、ボランティア団体、各種サービス事業所など、地域を支える組織・機関とのネットワークを作り、高齢者のみなさんが暮らしやすい地域にするために、また、住みなれた地域で暮らし続けることができるように連携をしています。

介護や健康のこと(介護予防に必要な援助)

要介護認定で要支援1・2と認定された人への介護予防ケアプランを作成します。
また、要介護(要支援)状態にならないための介護予防事業を実施します。支援や介護が必要となるおそれの高い人や自立した生活をしている人などは、町が行う介護予防事業を利用できます。

地域包括支援センターの場所

南幌町保健福祉総合センターあいくる 保健福祉課内

〒069-0235 
北海道空知郡南幌町中央3丁目4番26号

北海道空知郡南幌町中央3丁目4-26

地域包括ケアシステムについて

地域包括ケアシステムとは

地域包括ケアシステムとは、介護や支援が必要となる状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けられるよう地域内で助け合う体制のことです。地域包括ケアシステムは、それぞれの地域に合った「住まい」・「医療」・「介護」・「予防」・「生活支援」が一体的に提供される体制を目指しています。介護保険制度の枠内だけで完結するものではなく、介護保険制度と医療保険制度の両分野から、高齢者を地域で支えていくものとなります。

地域包括ケアシステムの構築推進

国が推進している地域包括ケアシステムは、団塊の世代が75歳以上となる2025年(平成37年)を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、「住まい」・「医療」・「介護」・「予防」・「生活支援」が一体的に提供される体制の構築を進めています。

南幌町では、高齢者数は年々増加しており、それに伴いひとり暮らし高齢者や認知症高齢者も増加しています。そのため、地域包括ケアシステムの構築推進に向けて、地域支援事業の充実を図ります。

厚生労働省ホームページより引用                                                                

地域包括ケアシステム構築に向けて、取り組む事業

在宅医療・介護連携推進事業

在宅医療・介護連携推進事業では、在宅医療と介護の連携に必要な情報共有の仕組みづくりなどを行っています。

取組事例

在宅医療・介護連携研修会を開催(平成29年度)

日 時:平成29年8月3日(木) 15:00~16:30
場 所:南幌町保健福祉総合センターあいくる 2階会議室
参加者:30名

【研修概要】
  今年度の研修では、講師に医療法人渓仁会札幌西円山病院 大西医師をお招きし、本人の望む最期や家族の看取りへの思いに応えるために、医療職や介護職がどのように連携し、どんな支援をしたらいいのかなどを医療現場の実践をもとにお話していただきました。

認知症施策推進事業

認知症施策推進事業では、認知症初期の高齢者を包括的・集中的に支援する専門職のチームや、必要なサービスへの連携支援等を行う推進員の設置などを行っています。

取組事例

認知症初期集中支援推進事業

 認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けられるように、南幌町では認知症の方を地域で支えるまちづくりを進めています。その一環として平成29年4月より、南幌町地域包括支援センターに「認知症初期集中支援チーム」を設置し、認知症の早期診断・早期対応に向けた支援を始めました。
 早期対応の遅れから認知症の症状が悪化し、行動・心理症状が生じてから医療機関を受診するケースや、認知症の診断やケアが十分になされないまま危機が生じてから対処するケースがあり、対応が求められていました。
 専門医と医療・介護福祉の専門職からなる「認知症初期集中支援チーム」は、認知症の専門知識を持つチームです。ご家族や周囲の方の相談を受けてご家庭を訪問し、早期に専門医療機関の受診・治療につなげ、適切な医療やケアが受けられるよう支援します。

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介護予防・日常生活支援総合事業

介護予防・日常生活支援総合事業では、介護予防給付のうち、訪問介護と通所介護を新しい総合事業に移行し、地域の実情にあった多様な主体による生活支援サービスを効果的かつ効率的に提供などを行っています。

取組事例

介護予防・生活支援サービス事業

介護予防・生活支援サービス事業は、要支援認定を受けた方と基本チェックリストに該当した方が利用できる事業です。
以下の4つのサービスがあります。

訪問型サービス 掃除、洗濯等の日常生活上の支援を提供
通所型サービス 機能訓練や集いの場など日常生活上の支援を提供
その他の生活支援サービス栄養改善を目的とした配食や一人暮らしの高齢者等への見守りの提供
介護予防ケアマネジメント総合事業によるサービス等が適切に提供できるようケアマネジメント

一般介護予防事業

一般介護予防事業とは、65歳以上のすべての方が利用できるもので、通いの場や地域サロンなどの地域の身近な場所で人と人のつながりを通して介護予防の活動を継続できるようにするための事業です。
以下の5つの事業があります。

介護予防把握事業収集した情報等の活用により、閉じこもり等の何らかの支援を要するものを把握し介護予防活動へつなげる。
介護予防普及啓発事業 介護予防活動の普及・啓発を行う。
地域介護予防活動支援事業住民主体の介護予防活動の育成・支援を行う。
一般介護予防事業評価事業介護保険事業計画に定める目標値の達成状況等を検証し、一般介護予防事業の評価を行う。
地域リハビリテーション活動支援事業介護予防の取り組みを機能強化するために通所、訪問、地域ケア会議、住民主体の通いの場などへのリハビリ専門職等による助言等を実施

生活支援体制整備事業

生活支援体制整備事業では、ボランティア等の生活支援の担い手の養成・発掘やネットワーク化等を行うコーディネーターや協議体の設置などを行っています。

取組事例

生活支援コーディネーター(支え合い推進員)と協議体について

 高齢な方の生活支援・介護予防サービスの体制整備を推進をしていくことを目的とし、地域における生活支援等の体制整備に向けた調整役として、「生活支援コーディネーター(支え合い推進員)」を配置します。また、地域で高齢の方を支援する関係者間のネットワークづくりを目的とし、定期的な情報共有・連携強化の場として「協議体」を設置していきます。
 南幌町では、地域住民が主体となった生活支援・介護予防サービスの充実が図られるよう、「生活支援体制整備事業」を実施し、地域の互助を高め、地域全体で高齢の方の生活を支える体制づくりを進めます。

地域包括ケア推進会議

地域包括ケア推進会議

地域包括ケア推進会議は南幌町地域包括ケア推進会議設置要綱に基づき介護・医療・住まい・生活支援・介護予防が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築及び推進を目的に設置されており、検討や事業実施における諸問題について協議する会議となっております。医療や介護が必要となった状態でも住み慣れた地域でサービスが受けられ、在宅生活が継続できるよう支援していくためにも関係機関や地域の連携が重要でありこの推進会議において情報を共有することでスムーズな対応が出来ると考えてます。

南幌町地域包括ケア推進会議設置要綱

地域包括ケア推進会議議事録

【令和5年度】

【令和4年度】

【令和3年度】

地域包括ケア「見える化」システムを用いた地域分析

地域包括ケア「見える化」システムとは

 地域包括ケア「見える化」システムは、都道府県・市町村における介護保険事業(支援)計画等の策定・実行を総合的に支援するための情報システムです。 介護保険に関連する情報をはじめ、地域包括ケアシステムの構築に関する様々な情報が本システムに一元化され、かつグラフ等を用いた見やすい形で提供されます。

【「見える化」システムの主な利用目的】

・地域間比較等による現状分析から、自治体の課題抽出をより容易に実施可能とする。
・同様の課題を抱える自治体の取組事例等を参照することで、各自治体が自らに適した施策を検討しやすくする。
・都道府県・市町村内の関係者全員が一元化された情報を閲覧可能となることで、関係者間の課題意識や互いの検討状況を共有 
 することができ、自治体間・関係部署間の連携が容易になる。

【「見える化」システムの利用】

地域包括ケア「見える化」システムは、平成27年7月の本格稼働以降、一部の機能を除いて誰でも利用することができるようになりました。地域包括ケア「見える化」システムへは下記のリンクをクリックしてください。

南幌町における地域包括ケア「見える化」システムを用いた地域分析

この情報に関するお問い合わせ先
保健福祉課 高齢者包括係 | 電話番号:011-378-5888  FAX:011-378-5255