札幌から約50分。千歳から約50分の農業の町。

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#1
のどかな田園風景にかこまれた生活。
「暮らし方」が変わりました。

 都市部を離れてゆったり暮らす夢が現実に。住宅建築助成金でコスト面に余裕ができたので思い描いていた理想の家で暮らすことができるようになりました。お父さんは新しい趣味を楽しみ、お母さんは安心して「外で遊んでいらっしゃい」と子供を見送ることができる環境に満足しています。

森下さんご家族

札幌市 >>> 南幌町

パパ・ママ・子供の3人家族

 森下さん一家は令和2年5月に南幌町へ移住。当時住んでいた札幌近郊でも土地探しをされましたが、「南幌町みどり野きた住まいるヴィレッジ」(南幌町みどり野きた住まいるヴィレッジについてはコチラ)のオープンイベントに参加されて、移住先を南幌町に決めたそうです。「住宅建築費助成金」を活用した森下さんは、「住宅建築費を助成していただいたおかげで、建物にこだわる余裕ができました」と振り返ります。都市部に住んでいた森下さんにとって、田園風景に囲まれた南幌町での暮らしは新鮮。のどかな景色に囲まれた生活を楽しんでいらっしゃるそうです。「大きな公園が自宅近くにあるので、子供を気軽に遊ばせてあげられるのも得点が高いです」と教えてくださいました。

「木」を感じられる空間。

自然のぬくもりがある我が家で暮らす。

 森下さんが新居を構えたのは、近年建築ラッシュがつづく「美園地区」。平成28年に取り組みが始まった「きた住まいるヴィレッジ」を中心に、町外からの移住者が増加。木々の緑が綺麗で広々とした中央公園や南幌小学校が近くにあり、子育てファミリー世帯に人気のエリアです。

 「きた住まいるヴィレッジ」のオープンイベントで森下さん夫妻の目に留まったのが、武部建設株式会社(岩見沢市)と建築家「アトリエmomo」が手がけた住宅。森下さんは「木をテーマにしたデザインが印象的。都市部から離れて、ゆったりと暮らしたいと思っていたので、自然を感じられる住宅に住みたいと思いました」と南幌町移住を決めたきっかけ振り返ります。

 森下さんの移住を後押ししたのが、最大200万円が助成される南幌町の「住宅建築費助成金」(詳しくはコチラ)。2区画分の土地代は半額助成され、コスト面でも意識が前向きになれたそうです。「建物への費用に余力を生み出すことができ、思い描いていたようなデザインにしていただけたので非常に助かりました」と森下さん。

都市部の生活から、田舎での生活へ。

 北海道外出身の森下さん夫妻は、札幌で暮らす以前は関東で生活していました。その時に体験したのが、東日本大震災。電車が止まり、生活インフラが混乱し、混乱に包まれた都市部。その頃から、田舎で暮らすことに意識が傾いていきました。「災害が発生したとき、人と建物が多い都会は身を守るリスクが高いと実感しました」

 その後、札幌へ転勤していた森下さん一家が出会ったのが南幌町。信人さんが勤めている札幌市内のオフィスまで車やバスで通える範囲でもあることも利点でした。

 移住をした令和2年5月は、おりしも新型コロナウイルスが流行する最中。信人さんの仕事は在宅でのリモート作業に切り替わっていて、新居に滞在する時間が長くなりました。森下さんは2階の一室にパソコンを置いた仕事部屋を構え、日々の業務をこなしているそうです。

 そんな信人さんに生じた変化。庭の手入れをしたり、暖炉の薪棚を手作りしたり、住宅関連の作業が増えたそうです。「札幌のマンション暮らしではすることが特になかったのが正直なところ。今はD I Yを始めて、家の作業で忙しいです」と信人さんは、手入れをする我が家の庭を眺めます。

 「空が広い、白鳥が飛んでいる、風が駆け抜ける」と、南幌町の印象を教えてくれるのは絵梨さん。山もない、海もない。そんな南幌町の田園風景にかこまれた暮らしを楽しんでいる様子。「田舎といっても、札幌は近くだし、新千歳空港も遠くない」と不便さも感じていないそうです。

南幌町は子どもがのびのび育つ環境

 長男・瑛介くんが通う南幌小学校は、自宅から歩いて5分ほど。通学路は車が行き交うような大通りはなく毎朝、安心して送り出している森下さん夫妻。「子育てのしやすさ」という点でも、都市部からの移住で生じた変化でした。以前の生活圏では車通りが多く、「外で遊んでいらっしゃい」と気軽に目を離せませんでした。

 南幌町に引っ越してからは、瑛介くんが自宅近くの中央公園で元気に走り回っています。「冬は自宅の目の前にできあがった雪山で遊んでいます。こちらに引っ越してきてから、子どもが伸び伸び暮らしているのを感じますね」と絵梨さんは教えてくださいました。

 町民同士の交流が多いことも印象的。信人さんは「マンション生活では隣人と会話することも少なかった。今は、子ども同士で遊んで、親たちも仲がいいです。人のあたたかさを感じられる街だと思います」と話してくださいました。