南幌移住物語#4
都会から田舎暮らしへ
不便さがむしろ「楽しさ」に
令和元年に南幌町美園地区に新築を建てて移住した長見さんファミリー。南幌町を選んだ1番の理由は「田舎暮らし」。広大な畑に囲まれた街並み、のんびりとした雰囲気の中で、長見さんの2人兄妹(貫汰くん、寧々ちゃん)は笑顔いっぱいに成長しています。
長見さんご家族
札幌市 >>> 南幌町
父・母・兄妹の4人家族
移住前は札幌市の都心部である中央区に住んでいた長見さん家族。父・寿士さんは小清水町、母・穂奈美さんは旭川市と、道内地方出身のお二人にとって札幌の都会の中での子育ては目指していたものではありませんでした。
新居を構える計画の中で、夫婦の中にあったイメージは「田舎暮らし」。ハウスメーカーに相談しながら、恵庭市や江別市、長沼町など札幌近郊を巡って視察をしました。その流れで出向いたのが南幌町。山もない海もない、ましてや電車もないという立地。市街地を囲むように広がる田園風景に興味を持ちました。
お二人の背中を押したのが、ハウスメーカーから教えてもらった土地購入などの助成金。南幌町が実施する子育て支援事業の一環で、最大200万円が助成される制度などでした。子育て世帯限定の仕組みで、これから兄妹が大きく育っていく長見ファミリーにマッチする内容でした。
(助成金制度についての説明はこちらからご覧いただけます→助成金制度のページ)
畑や田んぼが広がる南幌町
車で近郊へ買い物、「不便ない」
念願の田舎暮らし、長見ご夫妻は満喫しているご様子です。南幌町内には食材を買える店がスーパー1店舗とドラッグストア1店舗で(令和5年10月現在)、都会と比べて選択肢は多くありません。そんな環境もお二人にはプラス要素に。「車で隣町まで行けばいいだけだし、スーパー選びをするのは楽しい」と前向き。ドライブしながら田園風景を走り抜けることができるのも楽しみの一つ。また、町内にスーパーが1店舗増える情報もあり、買い物環境が改善されそうですね。
新居はユニバーサルホームが施工した「ほっとピット」というデザインで、リビングにくぼみのような空間があって、家族がのんびりくつろげます。堀ごたつもある和の雰囲気が素敵です。
くぼみのあるスペースでくつろげるデザイン 堀こたつで遊ぶキッズたち
子供たちの「安全」を実感
新居の庭で夏場はBBQをしたり、美園地区に隣接する中央公園で遊んだり。都会暮らしでは気軽にできなかったような楽しみが今、長見ファミリーにはあります。美園地区は同じように子育てを目的に移住してきたご家族が多く、同世代の子供たちもたくさん。「田舎暮らし」の不安点として子供の少なさが指摘されがちですが、移住が増加傾向にある南幌町では、そういったデメリットも感じないとのこと。「ママ友もつくれて、一緒にランチにいく楽しみもあります」と穂奈美さんは笑顔で教えてくれました。
また、交通量の少なさも子育てにとってはプラス要素に。札幌市内で子供たちを遊ばせるには、車を往来を気にする必要があり、不安を感じていたそうです。一方、自宅のある美園地区では大通りに出なければ見通しがよく、車は少なめ。子供が走り回っても安心できる環境にあります。寿士さんは「札幌だと、歩道のすぐ隣をトラックが走り抜けたりして落ち着かなかった。やっぱり田舎が安全だと実感しています」と話します。
今春には、中央公園に屋内遊戯施設「はれっぱ」がオープン。町内外の子育てファミリーがたくさん訪れています。目と鼻の先に住む貫汰くん、寧々ちゃんも大喜びで遊ぶ姿も。「のんびりとした環境で子育てができる。移住してきてよかったと思っています」と長見さんご夫妻は、兄妹を見つめていました。