札幌から約50分。千歳から約50分の農業の町。

一歩一歩確実に成長
南幌土建で成長する青年を追う

なんぽろっ人 #3

< 株式会社南幌土建 青木千陽さん >

 創業1978年以来、南幌町をはじめ近隣市町村の道路や河川工事、農地の圃場整備など、地域の方々の生活や農業のインフラ基盤を整えている南幌土建。地域に根ざし、まちの人たちと共に笑い、幸せをつくる会社として、日々汗を流しています。

そこへ、2018年、地元南幌高校から入社した青木さん。入社当時は、「人と話すことが苦手」「覚えなくちゃいけないことが多い」「何もできない自分に焦ってしまう」とネガティブな言葉が多く聞こえていましたが、3年たった今、彼はどんな成長を遂げたのでしょうか?


自分には、何ができる?

 土木の仕事は、重機を操縦する人・そのサポートをする人・材料や機材を運ぶ人・現場を指揮する人・工事のスケジュールを考える人など、たくさんの役割があって、一つの現場を支えています。

それぞれの役割にはさまざまな資格が必要。その数20種類以上!自分がどんな役割を持って働いていきたいかによって、必要な資格は異なりますが、常にスキルアップを目指せる職業というのは、魅力的ですね。青木さんも1つ、2つと資格をとり、自分にできることを増やしていきました。今では、中型免許も取得し、会社のトラックを運転するほどに。「今までは、会社のトラックを運転できなかったので全部先輩にお願いしていました。今は、自分の運転で大きな機材を運ぶこともできます。まだまだ怖いですけどね。」と嬉しそう。

頑固親父は時代遅れ?

 土木の仕事というと、「見て、体で覚えろ!」なんて怖いおじさんの怒号が飛び交う現場だと思う方も多いと思います。取材班の私も、失礼ながらそのイメージを持っていました。しかし、南幌土建の現場はいつも穏やか。「先輩はいつも優しいですよ。もちろん間違ったり危険なこととなれば声も大きくなりますが、それは当たり前のこと。わからないことは丁寧に教えてくれるのでとてもわかりやすいです。」と笑顔。先輩従業員の方に聞くと、「昔の現場は怖かったけどね。今は全然そんなことないよ。天気だってさ、俺らは勘で動くけど、若いのはアプリで見るんだ。それが正確でさ!助かるよ〜」なんて声も。

「僕は計算がまだ苦手なんです。先輩たちはチャチャっと計算するんですよ。負けてられませんね。」と青木さん。受け継がれてきた技術や知識と、最新技術を融合しながら、働きやすい現場を作り上げているようです。

真っ直ぐに成長

 入社して3年。青木さんは「働くことが楽しい」と表情が明るくなり、先輩と冗談を言い合うまでに打ち解けていました。見守ってきた先輩たちも、楽しそうにじゃれついています。自分でも内気な性格が変わってきたことに驚いているよう。

 そんな青木さんにも心の葛藤があります。それは、「後輩ができること」。「今までは、わからないことは先輩に聞いてきました。今度は自分が聞かれる立場になります。ちゃんと教えてあげられるのか不安ですね。」そんなことを話していると、ついに南幌高校の後輩が職業体験にやってくることに。

やってきたのは、南幌高校3年生の山田くん。筋トレが趣味で、力仕事を探していたところで校長先生から紹介され、やってきました。物怖じせず、積極的に仕事に関わっていきます。そんな山田くんのサポートを任された青木さんを見ていると…。ちゃんと教えてあげられるじゃありませんか!「もっといろいろなことができるようなりたいって思いますね。先輩たちはすごい人ばっかり。自分も頼られる先輩になれるようがんばります!」

青木さんの社会人としての人生は始まったばかり。これから高い壁にぶつかったり悩んだりすることも多いと思います。そんな時にはきっと、人生の先輩でもある仲間が助けてくれるでしょう。