札幌から約50分。千歳から約50分の農業の町。

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gruの店内

自分だけの香りを作る
オリジナルフレグランス

なんぽろスポット#10

< gru Fragrance  Labo >

 2025年7月1日。南幌町に一際おしゃれなお店がオープンしました。オリジナルフレグランスが作れるお店「gru(グル)」。

 店名の「gru」は、接着剤のglueからヒントを得た造語。香りで人や縁、記憶が繋がっていくようにと想いが込められたお店。gruで作る香りが、南幌町との思い出を繋ぎ始めています。

必ず見つかる
自分だけの香り

好きな香りを作る。シンプルなことですが、なかなか難しい。

 gruでは、約17種類もの香りのベースから4種類まで選ぶことができ、好みの香りになるように調合して、「自分だけの配合」を作り出します。甘い香り、スパイシーな香り、ウッディな香り。全然タイプの違う香りが並び、どうやって選んでいいのか迷ってしまいそう。

 「じっくり香りと向き合って、満足いく香りが出来た時はとても嬉しいですね」とオーナーの増田さん。お話を聞いていて、ふと思ったことが。「相性の悪い香りはないのか?」ということ。「ベースの香りを作る時点で、どんな組み合わせになっても変にならないように計算して作っています。なので、相性の悪い香りというのはないんですよ」と教えていただきました。これなら安心して選ぶことができますね。

 出来上がったフレグランスは、使い方によって金額や入れ物が変わります。ルームミスト、ディフューザータイプもあるので、生活に合わせたタイプで用意することができます。自分用はもちろんですが、プレゼントにも喜ばれそう。

旅行先で出会った
自分の香り

 元々香りが好きだったオーナーの増田さん。旅行先で訪れたオリジナルフレグランスが作れるお店で、自分だけの香りを作る喜びを得たそうです。「いつか自分もそういったお店を開きたい」という思いをあたため、ついに南幌町でお店を開くことになりました。

 「家を建てると考えた時に、一緒に暮らすワンちゃんのことを第一に考えて探していました。広い庭があって、走り回れるような。今は無事、庭にドッグランのある家を建てることができました」と、南幌との縁が繋がりました。また、駅の近くや栄えているところにお店を作るのではなく、休日にちょっとしたドライブで楽しめるような、そんな場所でお店を開くことが増田さんの夢だったそう。今では岩見沢や苫小牧からもお客様が来店し、まさに増田さんが思い描いた夢へ近づいているようです。

 そうして始まったgruは、早速香り好きの方々が集まって、みなさん自分の香りを探しています。

香りから繋がる縁を
大切にしていきたい

 オープンして間もないgruですが、すでにたくさんのお客様で賑わっています。「人気があるのはTEA MUSKやSPICY WOODという香りですが、どの香りも自信をもっておすすめしています」と増田さん。
 そんな増田さんは、日々いろんな香りを楽しんでいるのかと思いきや、「この香り」と決めた香りにこだわって作っているそう。きっと、増田さんの家族やお友達は、増田さんとの思い出とその香りが繋がっているのでしょうね。

 そんなオーナーの増田さん、念願のオリジナルフレグランスのお店をオープンさせたばかりだというのに、約2ヶ月後には南幌でイベント開催に向けても計画中とのこと。「キッチンカーは10台くらい呼ぶ予定で、他には雑貨や食器、家具などのお店が並ぶ予定です。ちょっとおしゃれなアイテムが見つかるようなイベントにする予定なので、楽しみです」。と、新たな試みに目がキラキラしています。

「他にも、結婚式の引き出物や企業向けのノベルティなど、幅広く香りのアイテムを作っていきたいと思っています。いろんな場面で出会う香りが、その人の人生の一部となってくれると嬉しいですね」。と、増田さんの想いは広がります。

 お店では、カフェも併設されており、カフェとして楽しむことも可能です。ワンちゃんも一緒に入ることができますが、香りのお店であること、割れ物が並んでいることなどを考慮して、不安がある方は一度お問合せしてください。

【施設情報】gru Fragrance  Labo

住所   北海道空知郡南幌町北町3丁目3−12
営業時間 営業時間はインスタグラムをご確認ください
Instagram gru_nanporo