何屋さん?仕事と遊びいっぱいの南幌生活。
なんぽろ人 #6
< 早勢制作所 早勢倫明さん >
早勢さんの名前が出ると、「デザイナーでしょ?」「ホームページ作ってるよね?」「駄菓子屋さんでしょ?」「ラジコンのおじさんだよ」「バーのやっている人だっけ?」など、たくさんの肩書きが出てきます。
「結局のところ、何屋さんなんでしょう?」と聞くと、「僕にもわかりません(笑)」と早勢さん。
さぁ、早勢さんは一体何者なんでしょうか?


広い土地を求めて南幌へ!
2021年に南幌町に移住してきた早勢さん。広い土地でのびのびと過ごしたくて、南幌町への移住を決めたそうです。
札幌でプログラマーとして活躍し、移住後独立し、早勢製作所を設立。ホームページ制作からロゴ制作、内装デザインなど、多岐にわたって仕事をこなす日々に追われるようになったそうです。「独立したら、ありがたいことにすごく忙しくなってしまって。息抜きできるような場所を作りたかったんです」。
そうして出来たお店が「Nanporo Garage」。昔から好きだった模型やラジコンを販売し、子どもたちと遊びたい。それが息抜きになるだろうと考えていたら…。
「もっと忙しくなってしまいました(笑)」
お店、仕事、遊び。全部が同時進行で楽しさも忙しさも倍増のようです。
物作りの過程を楽しんでほしい
Nanporo Garageでは、模型やラジコンの販売だけではなく、駄菓子もあったり、Tシャツのワークショップを開いたりもしています。それらを通して子どもたちと交流する中で、早勢さんは物作りが苦手な子どもが多いことに気がつきます。「ラジコンで言うと、「もっとこういう走りをさせたい」「じゃぁどういう工夫をしたらいいんだろう」と試行錯誤する中に、ワクワク感があったり、失敗しながらも成功した時の喜びがあるじゃないですか。それをすっ飛ばして、完成を求める子が多いように感じますね。その過程が楽しんだよって気づいて欲しくて、ラジフェスを開催したり、中学校の職場体験の受け入れをしています」。
早勢さんの元に集まる子ども達は、物作りの楽しさはもちろん、楽しんで働く姿は輝いて見えているのではないでしょうか。

南幌町の子ども達が活躍する場を作りたい
Nanporo Garageを作ってすぐ、ラジコンを使ったコンテンツが盛りだくさんのラジフェスを開催。3回目の今年は、中学生が作った木製パズルをプレゼントしたり、ガールズバンドが演奏してくれる予定があります。「ラジフェスのために練習してくれたり、物作りを頑張ってくれるなんて、嬉しいじゃないですか。もっとたくさんの子ども達を巻き込んで、このイベントを定着させていきたいですね」と早勢さん。
その話をする目はキラキラしていて、夢を語る少年のよう。「早勢さんは一体何者なのか?」と言う問いには、「大きい少年」と言う答えがピッタリかもしれません。
また早勢さんにお話を聞く時、新たな肩書きが増えていそうだなぁ。と思うのでした。



【早勢制作所】
連絡先:works@hayase-mfg.com
WEB: http://nanporo-garage.com/
【Nanporo Garage】
Instagram:nanporo_garage